士業事務所のホームページ活用の現状

まず、最初にホームページは最も士業に向いた営業行動だということを申し上げておきます。

士業の世界では今日でもまだ派手に動き回ると同業で軋轢が生まれることが多い。

DM・FAX-DMなどプッシュ型のプロモーションは証拠が残りますので、現状の顧問に告げ口されるリスクがありますし、一般の依頼者向けのサービスにおいても、地方では地元の有力な先生に気兼ねして広告を展開しにくいなどということもございます。

その点ホームページは依頼者が自らの行動と意思で接触してくるというものでありますから、非常に都合がよろしい。

士業事務所のホームページ活用の現状について

「集客型ホームページ」の他に「デザイン性の高いブランディング志向のホームページ」の需要も大きくなりつつあります。

一般の依頼者と企業からの問い合わせを比較した場合、一般の依頼者にフォーカスしたサイト構成のほうが、反響は格段に得やすい。

この現状を十分理解した上で、顧問先企業との繋がりとホームページを使ったブランディングで、コーポレートサイト構築に踏み切る士業事務所も増えてきております。

コーポレートサイトのデザイン性とは

ユーザビリティ要素以外のデザイン性については、論理的な説明が非常に難しいものです。

業界や時代的背景などにも左右されるものであり、その分野で優秀なデザイナーが他分野で必ずしも納得のいくデザインを提供できるものではありません。

その分野でデザイナーが関わるノウハウの蓄積、現在進行形で案件に関わるボリュームに影響を受けるものであります。

ディレクター・プロデューサーのレベルでも、関わる分野での他の事例の把握。クライアントの業務、業界での位置付け、ブランドの正確な把握が要求されますので、育成には業務の集中と時間が必要となります。

つまり、デザインの良し悪しというのは士業事務所の顧問先が持っている感覚と士業の皆様自身の感覚、私どものようなクリエイティブスタッフの過去の事例の積み重ねの上に、ある程度の平均値が存在すると言えます。

差別化が必要な時期にきた士業の集客型ホームページ

事務所案内的なホームページが粗製乱造された結果、ホームページの数だけはやたらと増えてしまったこと、税理士などの士業紹介会社のホームページがSEOやリスティング広告を独占していること、また、不況で一般的に企業の体力がなく、より競争圧力が強まっていることなどから、強み作り・差別化のタイミングであると言えます。

今までは士業事務所のホームページを作成する過程で差別化されたホームページを提案しても、最後には事務所案内的なホームページのより詳しいものになってしまうことが多かったのですが、これからは積極的にマーケティングリサーチに関わるべきだと考えます。

※ホームページは一般の依頼者と直接対話できるマーケティングリサーチの役割が大きく、その結果を踏まえ、同一テーマの細分化や、別テーマへのアプローチをとります。

士業の「集客型ホームページ」の差別化のポイント

対象業種を絞る
  1. ここでいつも議論になるのは過去の蓄積を整理しても特定の業種を抽出することができないのではないかということ。
  2. 雑多な業種のクライアントがいるので絞った表現をすると悪影響が出るのではないかということ。
1. に関して、
過去の蓄積を整理すれば必ず傾向は出てきます、また弱みを感じたらワンストップなど他士業の力を借りてサービスの形態を整えることを考えます。
2. に関して、
付き合いが始まっていれば、皆さんの事務所の対象を絞った表現を目にしても、そういう強みがあるのかという程度にしか思いません。
サービス提供対象エリアを明確にする
意外に踏み切れないのが営業エリアで、「仕事によります」と皆様からお答えいただくのですが依頼者は自分がホームページを運営する事務所にとって対象者なのかを知りたいので、ホームページではサービス提供対象エリアを明確にします。結果として、捨てることは拾うことになります。
料金(費用・報酬)は明確にする
この話をすると現在の顧問先とのギャップが生まれるので明確化できないという答えが帰ってくることが多いのですが、ホームページでは料金が明確になっていなと致命的になることがあります。

現在の顧問先とのギャップが生まれるのであれば、通常含まれている項目を抜いて、軽量化してサービスの価格を表示して下さい。

新規の見込み客に対しては平日の夜間、土日祝日も相談を受ける
既に行っている事務所も多いかもしれませんが、ホームページ上では差別化の一環として問い合わせ受付時間・業務対応時間を明確に表示いたします。

平日の夜間、土日祝日に相談を受けても、実際は相談のあるときだけ出てくればよいので大した負担にはならないでしょう。

リスティング広告は予算を決めて継続的に行う
差別化された集客型ホームページや表現に注意を払ったコーポレートサイトはAdWords、オーバーチュアなどのリスティング広告で非常に大きな費用対効果を得られますので、継続的に広告を出稿して下さい。また、最近の依頼者の行動はSEO対策単独ではフォローしきれない傾向がございますので、両者ともに継続していくことが求められます。



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